クリニック紹介

予防医学

予防医学
  費用 (税込)
■インフルエンザワクチン 4,400円
毎年10~12月の接種が望ましいです。

 

■肺炎球菌ワクチン 費用 (税込)
23価 (ニューモバックス®NP) 8,800円
5年間に1回の接種が望ましいです。

 

  費用 (税込)
13価 (プレベナー13®) 11,000円
23価より先に接種することで免疫効果が高まります。
13価、23価ともに接種する場合の順番、間隔は以下のいずれかになります。
① 13価→(6ヶ月~1年後)→23価
② 23価→(1年以上)→13価→(前回の23価接種から5年)→23価

 

■風疹ワクチン 費用 (税込)
風疹ワクチン単体 6,600円
風疹抗体検査 (HI法) 3,300円
まず風疹抗体検査で抗体の有無を確認してから接種の判断をすることが可能です。

 

■麻疹ワクチン 費用 (税込)
MRワクチン (麻疹ワクチンとの混合) 9,900円
麻疹抗体検査 (EIA-IgG) 5,500円
まず風疹・麻疹抗体検査で抗体の有無を確認してから接種の判断をすることが可能です。

 

■帯状疱疹ワクチン 費用 (税込)
不活化ワクチン (シングリックス) 22,000円
生ワクチン (ビケン)    7,000円

不活化ワクチンは2回、生ワクチンは1回接種が必要です。
ただし、不活化ワクチンの方が予防効果が高くなっております。

 

肺炎球菌ワクチン

当院では以下の方に接種を奨めています。ご希望の際はお申し出下さい。
1度の接種で5年間有効とされております。
 
・65歳以上の方
・呼吸器疾患(COPDなど)をお持ちの方
・糖尿病の方
・慢性心不全の方
・養護老人ホームや長期療養施設などに住んでいる方  など




風疹ワクチン


風疹ウィルスは飛沫感染、接触感染で広がり、感染者の15~30%に存在する自覚症状のない患者 (不顕性感染) からも感染するウィルスです。感染から14~21日の潜伏期間の後に発症し、発熱、発疹、リンパ節腫脹 (耳介後部、後頭部、頸部) という3つの特徴を示します。1人の感染者から6~7人へ広がるような強い感染力と発疹出現前後の2週間に及ぶ長期の感染期間があります。一般的には予後良好な経過でありますが、関節炎、血小板減少性紫斑病、急性脳炎などの合併症を起こすことがあります。 特に注意したいのが先天性風疹症候群です。風疹に対する抗体が不十分な妊婦が妊娠20週頃までに風疹ウィルスに感染すると、胎児にも感染 (妊娠1カ月では50%に及ぶ) し、先天性心疾患、難聴、白内障、発育遅延、小眼球症などが生じます。 近年では2012年~2013年に流行し、特に20~40歳代の成人男性が流行の中心となっておりました。また、この流行に伴って45人もの出生児が先天性風疹症候群を発症したことが報告されました。

現在、MRワクチン (風疹ワクチン+麻疹ワクチン) の定期接種は1歳代と小学校入学前の計2回実施されておりますが、1990年4月1日以前の生まれの方は実施されていない可能性があります。実際に2017年の調査 (https://www.niid.go.jp/niid/ja/y-graphs/8129-rubella-yosoku-serum2017.html) では風疹に対する抗体を持たない30~50歳代の男性が10~20%存在していることが明らかになっております。

わが国では2020年までに先天性風疹症候群ゼロ、風疹ウィルス排除目標が立てられております。目標達成のためには小児と幼児期の定期接種率を100%に近づけることは勿論のこと、妊婦の周辺者 (特に男性) への予防接種の普及が急がれております。

風疹・麻疹ともに生ワクチンであるため、以下に注意してご理解ください。

・妊娠中あるいは免疫不全を有する場合はワクチンは接種できない
・ワクチン接種前1か月と接種後2カ月は避妊する (男性は不要です)
・ワクチン接種後に他のワクチンを接種する予定がある場合は4週以上間隔を空ける
・インフルエンザワクチンなど不活化ワクチンの接種からは1週間間隔を空ける

 

当院では風疹抗体検査 (HI法) にて抗体を保有しているか判定が可能です。
なお、麻疹抗体検査と同時に測定できます。

麻疹ワクチン

麻疹ウィルスは1人の感染者から12~18人へ空気感染するような非常に感染力が強いウィルスです。感染後10~12日間の潜伏期の後に発症し、カタル期 (2~4日間)、発疹期 (3~5日間)、回復期と経過し、中耳炎、下痢、肺炎、亜急性硬化性全脳炎 (麻疹感染後平均7年の期間を経て発症)などの重篤な合併症を引き起こす可能性があります。妊婦が感染した場合は母体、胎児ともに重症となり、合併症、死亡、流産などの危険性が高まります。
我が国では2015年に麻疹排除国であるとWHOから認定されましたが、海外での感染例を発端とする流行が2016年、2017年と発生し再び問題視されております。
麻疹の抗体保有率は風疹に比べて高い水準でありますが、5%未満に抗体陰性者が存在していることも判明しております。 当院では麻疹抗体検査 (EIA-IgG法) にて抗体を保有しているか判定が可能です。 なお、風疹抗体検査と同時に測定できます。

 

帯状疱疹ワクチン (シングリックス®)

水痘帯状疱疹ウィルスの初感染による水痘 (水ぶくれ) や発疹が治癒した後も、ウィルスは背中や腰、あるいは顔や頭の知覚神経節に潜伏します。
帯状疱疹は、その知覚神経節に潜伏していたウィルスが再活性化することで発症します。発症を高める要因として、悪性腫瘍や糖尿病にかかっている、免疫抑制薬が投与されているといったような特殊な状況のみならず、合併症がなくとも加齢や疲労でも発症するため、年齢を重ねるごとに発症リスクが高まります。
症状としては、以下が挙げられます。

胸、腹、腰、顔面などに、痛みやかゆみを伴う水疱もしくは発疹
発疹の消失後に数カ月持続する帯状疱疹後神経痛(PHN)
片側の顔面麻痺や聴力低下・めまいを引き起こすラムゼイ・ハント症候群

驚くべきことに、20年前よりも帯状疱疹の患者数が6割以上も増加しています。原因としては、単純に高齢者が増加していることだけではなく、水痘患者と接触する機会が減ったことで、帯状疱疹ウィルスを抑えていた抗体が強化されなかったことが推測されております。
上記に挙げた帯状疱疹後神経痛やラムゼイ・ハント症候群は治療が遅れると数カ月~数年以上続くことがあるため、仕事が手に付かない眠れない夜が続くなど生活の質を大きく落とすことになります。 新たに、遺伝子組換え技術を用いた不活化ワクチンであるシングリックスが、2018年に我が国で承認されました。シングリックスは50歳以上では帯状疱疹の発症を約97%、70歳以上で帯状疱疹後神経痛を約89%低下させるという驚異的な予防効果を有しております。
接種を希望する方は以下をご理解・ご注意してください。

・筋肉内に注射
・接種対象者は基本的に50歳以上
・18歳以上50歳未満の場合は免疫が抑制される疾患や治療を受けている場合に限る
・接種回数は2回 (2回目は1回目の2~6か月後)
・効果持続期間は7~10年
・費用は1回22,000円 (渋谷区在住で助成申請された方は12,000円)
・新型コロナウィルスワクチンを接種した場合は2週間の間隔をあける

なお、従来から承認されている帯状疱疹ウィルスに対する生ワクチン (ビケン) も接種可能でございますが、予防効果がシングリックスよりも低く、免疫機能が低下している方への接種ができないため、当院はシングリックスの接種を推奨しております。
渋谷区在住かつ条件を満たしている方は、2回分の接種費用の一部助成 (20,000円) を受けることができますので下記のWEBサイトをご覧ください。
助成希望の方はご自身で申請する必要がございますので、ご注意ください。

帯状疱疹ワクチン接種費用の一部助成 | 予防接種 | 渋谷区ポータル
申請の概要等の確認 | 渋谷区 スマート申請 帯状疱疹ワクチン任意接種助成申請

クレジットカード対応可

インターネット初診受付

診療のご案内

  • 呼吸器内科
  • アレルギー科
  • 感染症迅速診断
  • 胸部異常陰影
  • 内科
  • 予防医学
  • 統合医療
  • 健康診断
  • 禁煙外来
  • 睡眠時無呼吸症候群

リンク集

受付時間・休診日

               

休診日:火曜、祝日、第5日曜
※上記は受付時間です。
※予約診療のため、初診・再診の方ともにご予約下さい。
※予約外の場合はお待たせする時間が長くなる場合がございます。
※新患の方は最終受付の30分前までにお越しください。

午前
09:00〜12:30
(●土日は12:00)
午後
14:00〜17:00
午後
14:30〜18:30

03-5351-1081

more

アクセス

JR「新宿駅」 新宿南口、甲州街道改札、南口より徒歩7分
地下鉄大江戸線 「新宿駅」より徒歩4分

〒151-0053
東京都渋谷区代々木2-16-7
山葉ビルメディカルセンター5F

more

谷本呼吸器内科クリニック ホスピタ掲載ページ